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センサネットワークの研究

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安価な小型端末にセンサを接続し、センサによる測定値を集めて役立てるIoT(Internet of Things)技術が急速に進展しています。その中で、広範囲に多数の安価なセンサ端 末を設置し、センサ間のマルチホップ通信を介してデータを収集するセンサネットワーク の研究があります。センサネットワークを用いると、電源のない広範囲な領域から通信ケ ーブルを引くことなくデータを収集できます。しかし、ボタン電池や単三乾電池等のバッ テリでは、センサ端末が動作できる期間が非常に短くなるという欠点があります。

 そこでセンサ端末は、通常はスリープ状態となり、センサによる測定をするほんの少し の時間だけ起動して、センサデータを送信してすぐに再びスリープする、という動作をし ますが、それでも、センサネットワークの場合には長くて半年程度の寿命しか達成できま せん。センサノードの寿命を改善するための方法が求められています。このために、消費 電力が小さいMACプロトコルや経路制御プロトコルの研究開発をしたり、太陽光等のエナ ジーハーベスティング技術を用いたり、様々な方法が試みられています。